イタリア旅行(11)

※イタリア旅行(11) -2002.11.20- <四日目>

シニョーリア広場に有名な、ミケランジェロ作「ダビ
デ像」が立っている。 しかし、これは残念ながら
レプリカである。 現物はアカデミア美術館に納め
られている。 本物は高さ6m近い大理石像で、
1504年に完成した。 ダビデと名付けられている
が、ミケランジェロは「理想の人間」を表現したかっ
のだろう。

さて、いよいよ待望のウフィツィ美術館訪問である。
予約していないと、2時間以上も待たされると言う。
16:00の予約なので、ドゥオモの中に入ることが
出来ず、急いでここに来たわけである。ツアーと
あればやむを得ないことである。

ウフィツィ美術館

 イタリア・ルネッサンスの至宝を集めた、最も重要
 な美術館である。 ウフィツィには総合庁舎の意味
 がある。 そこに16世紀以来のメディチ家の当主
 たちの熱心な収集意欲の成果のすべてが納めら
 れている。

 この美術館は、ざっと見て回るだけで半日は必要
 だろう。 そこを、ツアーの悲しさ、僅か1時間しか
 ない。 とにかく、超有名な作品に集中せざるを得
 ない。

 私が一番期待したのは、ボッティチェリの『春=
 プリマヴェーラ』と『ヴィーナスの誕生』である。
 レオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』とミケランジ
 ェロの『聖家族』、そしてラファエッロの『ヒワの聖
 母』も必見である。

旅行前に、特に『ヴィーナスの誕生』は繰り返し美
術書で見ておいたので、現物に接した時の感激は、
言葉に表されないくらいである。 

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足早に鑑賞しただけで、後ろ髪を引かれる思いで
次の会場へとむかう。 美術館からヴェッキオ宮殿
が眺められる。 ここは単にデラ・シニョーリア(政庁)
と呼ばれることもある。 この14世紀初頭の建物は、
ドゥオモと共にフィレンツェの顔である。 鐘楼の高さ
は94mもある。 宮殿の一部は今でも市庁舎として
機能している。

次は、サンタ・クローチェ教会である。 フランチェス
コ会の教会で、13世紀から15世紀にかけて建設
されたものである。 時間の都合で中を見学できな
かった。 この教会前の広場は、フィレンツェで最も
古い広場といわれている。

ダビデ像(レプリカ)-レオナルド・ダビンチ作の本物はアカデミア博物館に納められている
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ネプチューンの噴水
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